ニコン・エシロール








累進屈折力レンズの発明者ベルナール・メトナーズ氏90歳を迎える

2016年9月29日


世界で最初の累進屈折力レンズ、バリラックスの発明者であり、エシロール・インターナショナルの前会長であったベルナール・メトナーズ氏が、今年9月29日に90歳の誕生日を迎えました。

メトナーズ氏は、光学と機械のエンジニアリングの学位取得後、1948年に現エシロール社に入社(当時はソシエテ・ルネティエ社)。まだ22歳にもならない若さでしたが、“連続して変化する焦点を持つレンズの開発”という独自の研究テーマを追求する使命を会社から与えられました。後に「この研究に取り組む考えを抱いたのは、学生の時のバイフォーカルレンズとの出会いがきっかけだった」と語っています。そのレンズを見た時に、自分のエンジニアとしての立場から考えて、もっと良いレンズを作る可能性は大いにあると思い始めたのです。

メトナーズ氏の研究は何年にも渡って続けられ、1953年にようやく最初の特許取得に至り、1959年に最初の累進屈折力レンズ「バリラックス」が製品化、発売されました。彼はエシロールの製造部門、さらに研究開発部門を率いながら、1972年に新世代の「バリラックス2」の開発に成功しました。 1980年からは、メトナーズ氏はエシロール・インターナショナルの会長となり、彼の指揮のもとでエシロールは、ヨーロッパ・米国を中心に速いペースで国際的な事業展開を推進しました。日本では1989年に新しいビジネスモデルでバリラックス事業が始められました。そして、1991年の彼の引退時には、エシロール・インターナショナルは世界最大のレンズメーカーに成長していました。

メトナーズ氏は90歳の今もなお、今日の技術革新に深い関心と好奇心を持って、常に目を注いでいます。そして、光学製品業界の中心的人物のひとりとして、世界中に広く知られ、深く尊敬されています。また、彼は自らが発明した製品が、時を経て世界中の何億人もの人に愛用されるのを自分の目で見ることのできた、数少ない発明家のひとりでもある、といえるでしょう。


閉じる




ホーム > トピックス > 2016年9月29日