人生が変わるメガネ選び

人生が変わるメガネ選び

発行: 幻冬舎メディアコンサルティング
定価:
本体740円+税
取扱い書店: 全国有名書店

【著】梶田雅義 ピントが合わない目が人生を狂わせる-。 35歳からは「調節機能」の補助がだいじ

調節機能の衰え(遠くのものも、近くのものもピントが合わずにピンボケに見える)は、パソコン・スマホの普及とともに低年齢化し、だいたい35歳前後から始まります。調節力の衰えを補助するのが遠近両用レンズですが、高性能のため値段が高い上に「老眼鏡」と表現されることもあり、そのネーミングから使用を拒む人が少なくありません。

これまで、遠くのものがいかに良く見えるかどうかが、「目のよしあし」の一つの基準となってきました。そのため、メガネ選びにおいても遠くが良く見えることを重視してしまい、手元の距離にピントが合わない状態を放置している人が大勢います。

調節機能を補助しないままでいると、視覚をつかさどる神経と関係が深い自律神経が阻害され、肩こり、めまい、頭痛、吐き気などの全身の不調や、ひどいケースではうつ病にまで発展してしまうことがあります。著者は、調整力(瞬時に遠近にピントを合わせる力)が機能していることこそが「良い目」である、という考えのもと、長時間目を使っても疲れないメガネレンズの処方を行ってきました。1億通り以上ともいわれるレンズの中から自分の目の状態に合ったレンズはどのように選べばよいのか。

本書では、境目のない遠近両用レンズ開発のパイオニアとして知られているニコン・エシロールの取材協力により、老眼が始まるとされる35歳以上の人が知っておくべき正しいメガネレンズの選び方を紹介します。

著者

私たちの眼は近くを見るときにピント合わせの機能(調節)が自動的に働きます。ピント合わせは頑張っても遠くには動きません。子供の頃は調節力が非常に強いので、遠視の人も正視の人と同様に遠くから近くまでピントが合います。ただ、近視の人はもともと遠くにはピントが合わないので、メガネで遠くが見えるように矯正すれば、メガネを掛けた状態で遠くから近くまでピントが合います。しかし、このピント合わせの調節を行っている水晶体という度数を変えるレンズは毛様体筋という筋肉で動かされているのですが、加齢による変化が大きく、35歳頃にはかなり堅くなり度数を変化させるために、大変な筋力を必要とするようになります。これが眼の疲れの原因になってきます。
しかし、この症状は徐々にやってきますので、自分では気がつかないことが多く、「私はまだ近くが見える」と頑張っている人が多いのです。見えても、毛様体筋は悲鳴を上げています。毛様体筋の悲鳴は眼の奥の痛み、ドライアイ症状、頭痛、肩こり、さらには自律神経失調症や軽症うつ病にまで発展します。私は長年の研究から毛様体筋の悲鳴は調節機能解析装置を用いて検査をすると容易に聞き取れることを発見しました。
毛様体筋が悲鳴をあげるようになったら、遠くがよく見える眼鏡が良いメガネではなくなります。近くを見ても毛様体筋が悲鳴を上げないようなメガネが必要なのです。
本書を読み、視力に対する考え方を変えて頂けば、これまでピント合わせのためにどれだけ無駄な努力を費やしていたかにお気づきになると思います。環境に応じた適切なメガネは、仕事や学習の能率を上げ、きっとあなたを明るい将来へと導くことでしょう。

梶田雅義(かじたまさよし)

医学博士。1983年福島県立医科大学医学部卒業後、2003年眼科医院開設。「目の調節機能(ピント合わせ)の適切な補助は自律神経を安定させる」という独自の考えから、遠近両用レンズを使った調節機能の補助を軸とした治療を行なう。長年の研究成果に基づいた調節機能の診断装置をニコンと共同開発。調節機能に関する研究論文を国内外で多数発表するほか、わかりやすい解説で〝目の博士〞としてメディアへ多数出演。名医・専門医の調査を実施する米国ベストドクターズ社主催の Best Doctors in Japan 2012-2013, 2014-2015に選出。梶田眼科院長。